日本の宿泊施設は欧米か!

日本の宿泊施設は多様である。ホテル、旅館、ビジネスホテル、民宿、ペンション、農泊という新しい宿泊施設の呼び方も出てきた。(これはイタリアで言うところのAGURITURISMOである)他にもカプセルホテル、モーテル(米式よくわからない)ラブホテルそして最近ではエアビー(宿泊施設の名前ではないが・・) 日本を訪れる海外からのお客様にその違いをよく知らない外国人も多いのかと思う。しかも海外の様にホテルのランクの目安として★の数というのがない。このホテルは★星いくつ?ときかれても答えに困ることが多々ある。

観光先進国の欧米の国々のホテルは基本的にはレジャーホテルが主だが日本は違う。日本は圧倒的にビジネスホテル系が多い。旅館は当然レジャー用途の宿泊施設であるがその為にバカンス(レジャー)で訪れる外国人観光客がビジネスホテル系の宿泊施設に泊まるとその違いに戸惑うことがある。例えば、大きなスーツケースを置くスペースがない!クローゼットや洋服をしまう家具がない!ベッド以外にくつろげるソファーがない!などなど。最近はご立腹になられる外国人のお客様は少ないものの、よく質問を受けることがある。「もっといい部屋に変えて欲しい」と。中には追加でお金を払うから、スイートルームかジュニアスイートの一番いい部屋は空いていないのかという質問を受けることもあるがスイートルームがないビジネスホテルは日本には沢山ある。

ローマで働いていた時に日本からVIP のお客様がご到着されるので事前に部屋のチェックとプリチェックインをしてカギを前もって用意してロビーフロント前にてお客様をお待ちする仕事をしていた。部屋のチェックをするポイントは①ベッドが必ず二つに分かれている部屋であること。②バスタブが必ずついていること(熱湯が出ること)③なるべく上の階の部屋にして部屋のサイズに注意すること。(ハイフロアの方が好ましいがヨーロピアンタイプのホテルでは上の階に上がれば上がるほど女中部屋(中世のメイド部屋)が多いので部屋が狭かったり調度品が古かったりすることが多い)などを時間をかけてチェックしていた。それらの仕事が今の訪日外国人旅行手配に活かされている。

いよいよ、6月10日から外国人観光客の入国の再開が始まった!一日の上限2万人と外国人旅行者に対する感染防止策のガイドラインなども発表された。今後一気に外国人が入国するにはかなりハードルが高い設定にはなっているが確実に7月以降は街の中心(銀座界隈も)に外国人観光客がお買い物やお食事を楽しむ姿を目にし始めるであろう。久しぶりの光景を目にすることができるのが今からとても楽しみである。

一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会代表 尾䑓則之

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