新型コロナウイルス感染症流行後のイタリア人の旅行特性とトレンド

イタリアでも新型コロナウイルス感染症の流行により、屋外で過ごす時間が増えるなど旅行スタイルにも変化が見られるようになっています。ここでは感染症の流行が収束に向かう中での、イタリア人の旅行スタイルの変化や旅行特性について、調査結果をご紹介します。

 英国の調査会社Globaldataが2021年に行った調査によると、イタリア人にとっては、海、ウェルネス、ガストロノミー、エコ等が感染症流行後の休暇の過ごし方の重要なポイントとなっており、他の欧州諸国よりも重要視する旅行者が増えています。
 

 また、千人を対象に行ったフランスのマーティング・リサーチ会社Ipsosの別調査では、旅行を選択する際の決め手として、2021年は2019年比でサステナビリティへの関心が高まったほか、食事への関心は変わらず上位であることがわかりました。

 

 こうした関心は、実際の旅行時の支出にも反映しており、例えば、イタリア人は1回あたりの外国旅行における飲食サービスへの一人当たり支出額が高いという結果が出ています。

 

 また同調査では、近年人気が高まってきているイタリア人の外国旅行先として、東欧諸国、日本、ブラジルを挙げています。日本人気の高まりについては、イタリアと日本の文化の違い、異なる食文化といったことが一つの鍵となっています。両国がそれぞれの食文化に非常に高い関心をもち、イタリア人の支出額の多い“食”の分野に日本の強みがある点は、低予算で行ける他アジア諸国とは一線を画すデスティネーションであると言えます。
 このようなイタリア人の興味関心やトレンドを踏まえ、ローマ事務所のSNS等で食に関する情報発信を行う際には、その文化的な背景にも触れることで総合的に情報発信を行い、大きな反響を得ています。例えば、わさびのSNS投稿では、ローマ事務所のブログでも同時に記事を掲載することでシナジー効果を狙い、わさびの種類や栽培方法を深掘りしたほか、京都のレストランの投稿では日本で食べたい食事についてコメント欄への投稿を呼びかけました。それぞれインタラクティブな投稿により、通常800~1,000件のLikeが多いところ、これらの投稿時は2,000件以上のLikeと100件近いコメントがありました。

JNTOニュースフラッシュ 882号(2022.5.13) から

東京の下町、谷根千、谷中銀座はヨーロッパから訪れるイタリア人観光客にとっては今まで見たこと体験したことのない異文化体験。かつ商店街で売られる、コロッケや焼き鳥、おでんなどのストリートフードは彼らの食文化とは異なる文化です。5月22日(日)朝9時~12時 「ストゥディアーモ野外研修 谷根千・根津神社」参加者募集中!!

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